The whereabouts of a life

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命の行方

オレは動物達の命を借りてモノ造りをさせてもらっている
ゆえに常日頃からGLのモノは命に値する、モノに仕上げなくてはと
ベルトや財布になる為に生まれて来た訳ではないと思うから

それと同時にオレが借りている命はオレの所に来る運命だったのか?
それともオレが彼らの運命を変えてしまったのかと考えてしまう

2012年終わりに知り合いを通じ、鹿狩りの猟師さん達から、ある話がやって来た
『鹿を狩り、革をはぎ、鞣し、それを使ってみないかと』
聞けば、いま鹿が大量繁殖してしまい畑や山を荒らしているので害獣駆除対象になっていると

オレは街に住んで、そんな話を聞けば鹿が可哀想と人ごとの思いが、、、
しかし鹿を狩らねば、畑が荒らされ生活出来ない人たちがいる

人間が自然を破壊し生態系が崩れた結果だと思う
現状を変える努力をしよう
しかし直ぐにどうにかなる問題でもないだろう

そんな今も鹿が狩られて、少しは食用になっていると思うが
大部分は捨てられている

捨てられる命があるなら、少しでも命を抱きしめようと思う

2013年のGROK LEATHERは
自分で狩って、革をはいで、鞣してモノ造りする
そんなディアスキン・ラインをスタートさせます

命の行方が
オレなりに理解出来ると信じて
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